実務経験で建設業許可って取得できるの?三重県ではどうなの?

よく建設業を現在されていて、特に下請けでされている場合の方から、元請業者から建設業許可を取得してもらえないかと言われ、許可を取りたいがとれますか?とよく相談をうけます。

建設業許可取得の要件の一つに、専任技術者要件があり許可を取得しようとする法人や個人が、許可を受けるその業種に関してある一定の技術力があるかどうかを証明する必要があります。

一般的には、現在お持ちである資格で証明できればなにも問題はないのですが、永年、一人親方の職人で特に資格がなくても工事を施工完了、出来ている方などは、建設業法上の要件を満たす資格がない場合が多々あります。この場合には、実務経験で取得する事になります。

その業種を、過去10年以上従事してきた事を、証明すれば取得の可能性があります。

その証明方法は、その方によって様々ですが、個人の場合ですと過去10年以上の間に、最低年に1件の工事の証明、例えば、下請けでされている場合だと、工事請負契約書や注文書と請書、請求書や、その請求に対する領収書や通帳の記録などによって、実際その工事に携わった事を証明していくことになります。

これは連続してなくてもよく、通算10年でよく、例えば過去15年のうち最初3年は、管工事しておりその後、内装工事を5年して、その後また管工事を7年されておれば、管工事に関しては通算で10年の実績として認められます。

また一人親方で6年やっていて、前の勤めていた会社で従業員として従事していた経験を使っても大丈夫です。この場合は勤めていた会社にそのことを証明してもらわなければなりません。

これもその時のその会社が実際していた、具体的な工事の書類や、工事履行証明を発行してもらう必要があります。

ただ、問題があって辞めた場合などは、その会社が応じてくれない場合もありますので、その点は事前にその会社へ相談されたほうが良いと思います。あとその会社に従事していたということの証明として、自分の年金記録照会表やその時の、標準月額報酬決定通知書や雇用保険などの書類で証明することになりますね。

しっかりと、毎年の確定申告や、その都度の工事の施工履歴をしっかりと残しておくことがいかに大事かという事になりますので、よくあるのが、自分は実務経験で取得するしかないと思い込んでいて、よくお話を聞くと、過去に取得した資格が技術者要件を満たして場合などがあり、本人もびっくりして取得できたケースも多々ありますので、まずは、建設業専門の当事務所へご相談することをおすすめします。

自分はむずかしいなぁと思っているかたは、ダメ元で相談に来てみてください。

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